沖縄マンゴーとは?
糖度18に達する甘さと味の濃さが特徴の沖縄マンゴー。
品質重視で生産されている農家さんと契約を結び、最高のタイミングで1年分のマンゴーを冷凍し通年供給できるようにしています。
沖縄マンゴーはアーウィン種
当店で扱っている沖縄マンゴーは、一般的に「アップルマンゴー」という名前で知られている赤い皮が特徴の「アーウィン種」というマンゴーです。
日本国内で生産されるマンゴーは、ほとんどがこのアーウィン種ですね。
スーパーなどでよく見かけるフィリピン産の黄色いマンゴーは「カラパオ種(ペリカンマンゴー)」、もしくは、タイ産の「ナンドクマイ種」といいます。
国産マンゴーで最も有名な宮崎マンゴーもアーウィン種ですから、アップルマンゴーと言えば宮崎マンゴーを思いかべる方が多いかもしれませんが・・・
実は、マンゴーの生産量は沖縄がダントツ日本一なんです。
宮崎マンゴーよりも甘い、最高糖度18度!
そして、沖縄マンゴーは、宮崎マンゴーよりも甘いんです。
宮崎マンゴーの最高峰で糖度15度。
これをクリアすると「太陽のたまご」に認定されます。
一方で、沖縄マンゴーでは糖度15度は平均値。
最高糖度18度まであがります。
甘いだけでなく味も濃いので、初めて沖縄マンゴーを食べた方からは、
「今まで食べていたマンゴーと全く違う!!」
「なにこの甘さ!砂糖入ってますか?」
「こんなに濃厚なフルーツ初めて食べた!」
などの感想をいただきます。
きっとあなたも、初めて沖縄マンゴーを食べたらこう思うでしょう。
そのくらい、あなたの想像を超えているはずです。
このような素晴らしい沖縄マンゴーを日本にもっと広めたいと考えていましたが、沖縄マンゴーって糖度だけじゃなく、値段もすごく高いんです。(宮崎マンゴーも高いですが)
毎年、大量に廃棄される沖縄マンゴーたち
仕入れルートを確保するために地元のマンゴー農家さんに足しげく通っていたところ、悲しいことを知りました。
それは、毎年、大量のマンゴーが廃棄されているという事実です。
見栄えが悪かったり、サイズがちょうどよくない果物や野菜が市場に出回ることなく大量に廃棄されている問題を、あなたもニュースなどで見聞きしたことがあるかもしれませんね。
沖縄マンゴーも、まさにこのような状況だったのです。
沖縄は台風が多い地域ですから、台風の影響で傷が付いてしまっただけでも市場に出せない・・・
こんなにもったいないことはあるでしょうか?
大切に育ててきた農家のかたの気持ちを思うと悲しくて仕方ありませんでした。
しかし、これこそが当店の原点になったのです。
全部仕入れて冷凍する。
甘くて美味しい沖縄マンゴーなのに、ちょっと見栄えが悪いだけで捨てられてしまう。これをゼロにするために・・・
「規格外品を可能な限り全部仕入れる!」という決断をしました。
しかしマンゴーは食べごろが本当に短いので、そのタイミングに合わせて全てを販売をするのは不可能です。
そこで考えたのが、冷凍保存です。
食べ頃のベストタイミング、いわゆる「完熟マンゴー」のタイミングで規格外品を可能な限り全部仕入れ、カットマンゴーやスイーツの材料に加工し冷凍保存するのです。
この方法であれば、食べ頃の短期間で全て販売する必要もなくなるし、そしてなにより美味しい沖縄マンゴーを、一年中ご提供できるようになります。
こうして、今の「マンゴースイーツ専門店・おきぽたショップ」が生まれました。
安定しない流注価格を解決!
「良いものを作ればそれなりの市場価格で取引される」と、一般的には思われていますが、実はそうではありません。
マンゴーが収穫できる期間はわずか3週間、同じ沖縄の農家でも離島、本島北部、南部、などエリアによってその時期は異なりますが、1軒の農家の収穫時期はどこも約3週間です。
収穫時期のタイミングが重なってしまうと、市場には在庫が溢れてしまいます。
そうなると取引価格は一気に暴落します。
皆さんも、今年のマンゴーは去年よりも高いなー、この前買ったものより見た目が悪いのに値段は同じだった、等、思ったことはないでしょうか?
本来なら、収穫量が増えた時に高値で取引されなければその家・会社の経営は成り立たないのですが、実際に農家の方にとっては、たくさん作ったから収入が増えるというわけではないのです。
このような農家の不安定収入を解決したいと、おきぽたショップでは収穫の時期や増減に限らず一定価格で取引しています。
廃棄ゼロを目指して!
おかげさまで当店のスイーツがテレビや雑誌などでも紹介されるようになり、またマンゴー農家さんの間でも「大切に育てたマンゴーを捨てないで済むらしい」という話が広がり、農家さんの方から「お取り引きをしてくれないか」というお話もいただくようになってきました。
もちろん、マンゴーの品質はしっかりとチェックしてから契約させていただいておりますが、原料としては充分になマンゴーを仕入れられるようになりました。
あとは、美味しいマンゴースイーツに仕上げ、それを全国の皆さんにたくさん食べていただけるよう、私たちが頑張るだけです。
廃棄される沖縄県産マンゴーがゼロにすることが、私たちの目標です。
沖縄に来られた際は、ぜひ一度、名護市のお店にお立ち寄りください。